ドラえもんの映画は沢山あります。原作連載から50年以上経っている作品なので、映画の数も多くてなにから見ればいいの?と困ってしまいますよね。
この記事では、ドラえもん映画をすべて見ていて、大長編コミックも全巻持っているドラえもんオタクの「ガチ感想」を紹介します。
ぜひ、映画を見るかどうか決める参考にしてみてください。
映画ドラえもんのび太の宇宙開拓史を見たドラオタのガチ感想
のび太の宇宙開拓史は、のび太がとんでもないスーパーマンになる映画です。マジでかっこいいので、最後だけでもいいので見てください。最後を見たら「どんな流れでこうなった!?」って気になるので、頭から再生してくださいね。
ドラえもんオタクのガチ感想をまとめると、
- めちゃくちゃSF
- チャミーかわいい
- ロップルくんかわいい
- 純粋に遊んでる間のわくわく感
- 悪者がちゃんと悪者でクソ
- 殺し屋は雇うな
- 爆弾仕掛けるな
- 相変わらず命がけの子どもたち
- 重力ネタありがとう
- 結局助けに来てくれる友情最高
- ロップルくん……のび太のサポートで殺し屋の眉間を撃ち抜くな
- 10歳に銃を渡すな
- 10歳が銃で戦うな
- 思い出を持ち帰れる系のお別れはガチ
です。なにが言いたいのかというと、「のび太のサポートで殺し屋の眉間を撃ち抜くな」に尽きます。
めちゃくちゃSF
宇宙開拓史は、めちゃくちゃSFです。藤子先生のいうSFは、すこしふしぎと読みます。藤子作品らしいSFで、ものすごくわくわくする展開の映画です。
のび太の部屋の畳の裏がロップルくんたちの宇宙船につながるという、もしも自分の部屋が宇宙とつながったら…!展開なので、のび太に自己投影するだけで、あらゆる想像で楽しめます。
本当にもしも自分だったらどんな冒険になるだろうか!と、見終わった後にも楽しめるので、とりあえず見て下さい。
チャミーかわいい
チャミーがかわいい。ロップルくんもかわいい。ゲストマスコットとゲストキャラのかわいさは、映画の評価において重要です。(個人の感想)
チャミーは可愛いんですよ。愛せるので愛してください。ドラえもんのことが大好きな一頭身のウサギです。かわいいので愛してください。ロップルくんは、お兄ちゃんなので亡くなったお父さんの分まで家族を守るけなげな少年です。
妹とお母さんを守ろうとする姿に、涙がちょちょぎれます。のび太と友だちになれてよかったね……
なにより、ロップルくんやチャミーたちと遊んでるときのわくわく感がすごい。宇宙の知らない星での冒険だもの、わくわくするよね。あのわくわく感はすごいです。ちゃんと遊んでるシーンが沢山あるのは、とってもいいなと思います。
悪役がちゃんと悪役でクソ
893みたいな地上げ屋であるガルタイト鉱業のチンピラがやってきて、ロップルくんたちが一生懸命開拓してきた「コーヤコーヤ星」のガルタイトを根こそぎ奪おうとします。クソみたいな悪者です。
なんと、ゲストキャラのロップルくんのお父さんを事故死にみせかけて殺した可能性が高い、本当にくそみたいな悪者になっています。こんなに最低な悪者は、倒しがいしかないですね。
ガルタイト鉱業は、殺し屋を雇ってくるんです。コーヤコーヤ星の権力者たちに殺し屋をけしかけて、コーヤコーヤ星から出て行かせようとさせます。本当に最低な悪者です。ドラえもんの映画に殺し屋が出てくるのは、宇宙開拓史くらいじゃないでしょうか。
ロップルくんたちのために、スーパーマンとしてコーヤコーヤ星を守るのび太たちは相変わらず命を狙われています。ガルタイト鉱業は、小学生相手に爆弾をしかけるな。
冒険のたびに命をかけている小学生なんてそうそういません。命をかけた冒険を繰り返しているのび太たちは、そりゃあ魅力的な人間になるだろうなと彼らの未来に想いを馳せてしまいます。
重力ネタありがとう
ドラえもんの重力ネタが大好きな私は、重力ネタの映画が好きです。コーヤコーヤ星は、宇宙の先の先にある星なので、地球とは重力が違います。
地球より重力が小さいので、地球の子どもたちであるのび太たちは、軽く走ったりジャンプしたりするだけでスーパーマンのような動きができました。
スーパーのび太マンとして、保安官のようなヒーローになれます。運動音痴なのび太でも、重力次第ではスーパーマンになれるのは夢があってよいSFです。
結局助けに来てくれる友情最高
殺し屋も雇われて大変なことになっているコーヤコーヤ星で遊んでいた、ジャイアン・スネ夫・しずかたちも見事に危ない目に遭います。
危ない目に遭うような場所で遊べるか!といって、コーヤコーヤ星で遊ぶことをやめてしまう彼らですが、最終的には、のび太やロップルくんを助けるための戦いに駆けつけてくれます。
結局、助けに来てくれる友情が最高だな!と思うので、友情を感じたい人はぜひ宇宙開拓史を見てください。
ロップルくん……のび太のサポートで殺し屋の眉間を撃ち抜くな
宇宙開拓史の見せ場は、銃を持つロップルくんの腕を支えて的確にエイムをサポートするのび太によって、ロップルくんが殺し屋の眉間を撃ち抜くとことです。なにを言っているのかわかりませんよね。私もちょっと何言ってるかわかりません。
眉間撃ち抜くの「確実に仕留める」という強いのび太の意志を感じます。殺し屋含むガルタイト鉱業のせいで、ロップルくんはさんざん苦しんできたので、のび太としても許せなかったのでしょう。ロップルくんの手で仕留めるのが、のび太にとっての様式美だったんだろうなと思います。
のび太の拳銃の腕はピカイチで、キャラクター界だと、こち亀の両津勘吉に次ぐ2位の腕を誇る男です。でも、銃撃の腕が良いキャラクターだからといって、銃を持っている人の腕を支えて引き金を引かせて殺し屋の眉間を撃ち抜かせられるのはのび太くらいではないでしょうか。なんでそんな技術持ってんだよと思わざるを得ません。
本当に何言ってるのか分からないと思うので、とりあえず見てください。
思い出を持ち帰れる系のお別れはガチ
通りぬけフープ×タイム風呂敷という黄金コンビですべてを解決し、ガルタイト鉱業も逮捕・解体されたコーヤコーヤ星には平和が訪れました。
ロップルくんの宇宙船につながっていたはずの畳の裏の時空は歪み、もう帰るしかありません。沢山の思い出を作ったのび太は、ロップルくんの妹であるクレムから雪の花をもらってお別れします。
コーヤコーヤ星から遠く離れた地球に帰ったあとでも、雪の花はのび太の部屋を彩りました。
2度と重なることのない彼らの未来ですが、雪の花を見るたびに、今回の冒険や一緒にすごした時間を思い出すことでしょう。持ち帰れるお土産のときの友情はガチなので、とりあえず見てください。
まとめ
要約すると、どうせ気になるから見て。です。のび太のエイムサポートはんぱないから、見る価値しかないと思います。
殺し屋が出てくるし、ロップルくんのお父さんは多分殺害されてるしそこそこ重くて怖いかもしれません。
ただ、のび太が活躍するので、のび太の活躍に勇気のもらえる映画だと思います。
のび太の宇宙開拓史は、
という映画です。
そこそこ怖い内容ですが、ダメな自分でも友だちを助けられる可能性を感じられるので、小学生くらいの年齢の子どもにちょうどよい映画かなと思います。
のび太のえげつない活躍を見たい人も、ぜひ、のび太の宇宙開拓史でのび太のスペックを再確認してください。
コメント