ときどき例外はあるけれど、基本的には毎年3月に新作映画を公開しているドラえもん。
そんなドラえもん映画の中には、原作小説がある作品もあります。映画を観て感動したなら、絶対に小説も読んでほしい…!
オタクの私が心からそう思ったドラえもん映画を、3つピックアップしました。
原作小説を商品リンクもつけて紹介しますので、気になったらぜひ手元で読んでくださいね!
絶対に小説も読んでほしいドラえもん映画1.月面探査記
私が一番おすすめするドラえもん映画の小説は、小説家の辻村深月さんが脚本を担当した「のび太の月面探査記」です。
読めばわかる!読めばわかるから!!
ゲストキャラのルカとのび太が育む友情があまりにもキラキラしていて、どのシーンを切り取っても胸がジーンとします。
ラストのお別れシーンだけでもいいから、本当に読んでください…。
映画では描き切れなかったのび太とルカのお別れには、友情がギュギュっと詰まっています。そのシーンからしか得られない栄養があるんです…。
ススキが一面に広がるあの場所からはじまった、のび太とルカの友情。誰かを助けたいと思う気持ちの尊さ。怖くても立ち向かえる勇気。
人生の大切なものがたくさん詰まった一冊です。
あと、個人的にはルナを助けられたときのスネ夫の心情でも号泣しました。
のび太とルカの友情のきらめきを心行くまで浴びられる最高の作品なので、ぜひお手元で読んでください!
絶対に小説も読んでほしいドラえもん映画2.のび太の宝島
宝島の脚本を務めた川村元気さんの「のび太の宝島」の小説もとってもおすすめです。
あれほどワクワクした気持ちで読んだドラえもんの小説はなかったのではないかと思うほど、楽しい気持ちを味わえます。
中でも私が好きなのは、最後の戦いに挑むジャイアンの心情!海賊からの妨害を引き受け、「俺たちに任せて先に行け!」とのび太たちを先に行かせる剛田武と骨川スネ夫。
こんなに信頼してしんがりを任せられる小学生が他にいる…?
このとき、ジャイアンは過去の地球のエネルギーを奪おうとするシルバーに対し、ジャイ子の未来を奪わせねえ!と思っています。
このシーンで感情がピークに達してしまい、私は号泣しました。カッコよすぎる、カッコよすぎるよお兄ちゃん…!
子どもたちを守りたいだけのお父さんVS地球の未来を守りたいのび太たちの戦いを、小説でも見届けてください。
絶対に小説も読んでほしいドラえもん映画3.新恐竜
宝島に引き続き、川村元気さんの「のび太の新恐竜」もおすすめです。
新恐竜には「のび太の恐竜」へのリスペクトがたくさん詰まっています。のび太の恐竜では、恐竜の全身化石を見つけられなかったら目からスパゲッティを食べると豪語したのび太。
それをオマージュして、新恐竜では「目でピーナッツを噛んでやるよ!」と言い放ちます。
こうしたポイントは、思わずくすりとできること間違いなしです。
中でも私が胸を熱くしたのは、ピー助の登場シーン。「ピー助!?ピー助じゃないか!?」と、数年ぶりの再会に大感動しました。
個人的には、新恐竜は多様性の尊重がテーマだと思っています。源しずかの名言やのび太の葛藤、キューとミューと育む愛情など、見ごたえたっぷりの一冊です。
のび太たちの大冒険と恐竜の進化の行く末を、最後まで見届けてください。
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