ドラえもんの映画は沢山あります。原作連載から50年以上経っている作品なので、映画の数も多くてなにから見ればいいの?と困ってしまいますよね。
この記事では、ドラえもん映画をすべて見ていて、大長編コミックも全巻持っているドラえもんオタクの「ガチ感想」を紹介します。
ぜひ、映画を見るかどうか決める参考にしてみてください。
映画ドラえもんのび太と緑の巨人伝を見たドラオタのガチ感想
のび太と緑の巨人伝は、環境問題にフューチャーした映画です。「緑の怒りを」と繰り返す植物星人たちにより、人間が滅ぼされそうになります。
環境破壊のせいで消えかけていた、キー坊の命を救ったのび太の優しさが世界を救う映画です。動植物に優しいのび太は最高なので、とりあえず見てください。割と賛否のある作品ですが、私は幼少期にDSのゲームもやっていたのでとても大好きです。
ドラえもんオタクのガチ感想をまとめると、
です。なにが言いたいのかというと、「キー坊の成長を見守ってくれ300円あげるから」に尽きます。
のび太の優しさが世界を救う
のび太は、環境破壊で木の住処が奪われていることに気づいて、苗木の状態で捨てられていたキー坊を助けます。
庭に植えてあげようとしますが、ママの反対で植えることができませんでした。じゃあ植えなければいい。というドラえもんに植物自動化液をもらい、キー坊を動けるようにしてあげました。
のび太は、苗木を「ただの木」として見るのではなく、命あるひとつの生命として尊重することのできる少年です。擬人化的な考え方で、自然と寄り添ってあげられます。
動けるようになったキー坊が暴れているときも、キー坊に気づいて一緒に遊び始められる男です。立派すぎる優しさを持っていると改めて実感できます。
のび太は、キー坊を本当の弟のように想い、一緒に学び、遊び、成長していきます。
純粋な愛情を向けられるのは、のび太のもつ強さでもあると思います。だからこそ、キー坊はのび太に応えてくれるのです。
キー坊の成長に泣く
キー坊は、最初は赤ん坊のような存在でした。しかし、のび太と過ごしている中で、文字を覚え、どんどん知識を吸収していきます。
のび太より勉強に興味のあるキー坊は、積極的に勉強したり、ママの家事を手伝える優しい子です。
あのペット嫌いのママにも直ぐに認められるキー坊は、とても優秀といえます。家中に、のび太のテストの点数(0点)をマジックで書きまくっても怒られることなく「上手ねえ」とほめてモラル貴重な存在です。
環境問題に興味があるようで、ニュースや教養番組を積極的に見ています。なにそれ?と聞くのび太に、「君の見ない番組」と返すドラえもんのエッジの鋭さもいい味を出しているので、ぜひ序盤からしっかり見てください。
運動神経もバツグンで、ジャイアンたちとボール遊びをしてジャイアンに「敵わない」といわせました。
土手で滑って転びそうになったしずかちゃんを助けるために、爆速で走ってクッションの代わりになれる反射神経もあります。しずかちゃんにお礼をいわれると真っ赤になって照れてしまう、かわいい木です。
あらゆる知識を吸収して、もっと学びたいと思えるようになるキー坊の成長に思わず胸が熱くなります。
のび太の変顔から空を飛ぶ謎シーン
キー坊と裏山で謎の物体の下敷きになった苗木を助けるのび太の顔は、映画の中でも屈指のネタシーンといえます。
とんでもない変顔を繰り返しているので、ぜひ注目してみてください。
苗木を助けることに成功したのび太とキー坊は、うれしくてその場でくるくる回り始めます。
キー坊の運動神経により、プロペラのように飛び上がり空に飛び立ちました。
しばらく空を飛んで、重力に従って落ちていきます。地面と衝突する直前で、本当にギリギリでドラえもんに助けられました。
変顔の遷移が面白いので、ぜひ注目してみてください。
出木杉の大事な台詞
出木杉のおじいさんが言っていた言葉が、緑の巨人伝のキーとなる言葉です。映画では、割とサラッとしていますが、キー坊の演説にも関わるポイントだと思います。
「過ちを犯すのが人間の悪いところだけれど、その過ちから学べるのが人間のいいところ」
人間は、間違える生き物です。間違えから学ぶことこそ大切だと、緑の巨人伝を通じて感じられたら少し心が豊かになるのではないかなと思います。
成長すると植物星の大臣になったキー坊も見て
緑の星で学ぶために、のび太とお別れしたキー坊は将来「植物星の大臣」になります。
雲の王国で大きくなったキー坊と再会できるので、緑の巨人伝を見てキー坊が大好きになった人は、絶対雲の王国もみてください。
雲の王国のガチ感想はこちらです。ドラえもんが壊れたり、大きくなったキー坊と再会できたりする胸アツ映画なので、ぜひこちらもチェックしてください。
まとめ
要約すると、キー坊の成長を見守って送り出して。です。アニメでも映画でも登場してきた「キー坊」が主人公の映画は、緑の巨人伝が初めてでした。
全体を通して「環境問題」がテーマになっています。
ファンの中では、かなり賛否が分かれている映画です。しかし、キャラたちの動きやコロコロ変わる表情など、純粋に見ていて面白い映画でもあります。
のび太と緑の巨人伝は、
- のび太の優しさは世界を救う
- キー坊の成長を見守れる
- 人間は間違えても間違えから学べる
という映画です。キー坊が好きな人には、絶対に見て欲しい映画です。緑の巨人伝を見たあとに、成長したキー坊を見るために雲の王国も見てください!
難しく考えず、純粋に楽しんでもらえると嬉しいです。
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