ドラえもんの映画は沢山あります。原作連載から50年以上経っている作品なので、映画の数も多くてなにから見ればいいの?と困ってしまいますよね。
この記事では、ドラえもん映画をすべて見ていて、大長編コミックも全巻持っているドラえもんオタクの「ガチ感想」を紹介します。
ぜひ、映画を見るかどうか決める参考にしてみてください。
映画ドラえもんのび太と雲の王国を見たドラオタのガチ感想
のび太と雲の王国は、かなり環境問題にフューチャーした映画です。緑を大切にすることが、どれだけ大事か学べるので絶対見せてください。みんな大好き、キー坊の大きくなった姿が見れます。キー坊の登場シーンで毎回泣くので、絶対1回は見て欲しい映画です。
ドラえもんが2回ぶっ壊れます。中々鬱になりそうな展開が多いですが、本当に地球の「緑を大切にしなければ」と思えるので環境問題を親子で考えたい人が子どもに見せるのにピッタリです。
ドラえもんオタクのガチ感想をまとめると、
です。なにが言いたいのかというと、「スネ夫の3万へ想いを馳せて欲しい」に尽きます。
ドラえもんの石頭がすべてを解決する
もしかすると、知らない人もいるかもしれません。ドラえもんって、実は「石頭」なんです。最強のひみつ道具って何?と聞かれると、銀河はかいばくだんかなあ?と思いますが、対単体なら圧倒的に「石頭」が最強だと思います。
雲の王国は、そんなドラえもんの石頭がすべてを解決する映画です。
雲の王国には、巨大なタンクに雲を分解して崩壊させるガスである「雲もどしガス」が保存されています。ゾウを殺して象牙を売って儲けっているクソみたいな犯罪者に、雲の王国を奪われてしまい、天空人たちのいる雲を攻撃されてしまいました。
罪のない天空人たちを殺しかねない攻撃をするので、責任を感じたドラえもんは、タンクに向かって突っ込んでいきタンクに石頭で破壊します。雲もどしガスが広がった雲の王国は、崩壊して海に落ちて消えてしまいました。
石頭でも、ドラえもんが受けた衝撃は相当なもので、そのまま壊れてしまいます。
スネ夫の3万ー!!
雲の王国は、株式王国です。雲かためガスで固めた雲の上に、雲を使って作られた巨大な王国は、大株主のスネ夫のお金でできました。
ジャイアンは半株主の「50円」を出資し、しずかちゃんは一株の「100円」を出資しています。そんな中、金持ちのスネ夫は「3万円」を出資して大株主になりました。
ドラえもんの石頭で、雲もどしガスのタンクに穴をあけた結果、スネ夫の3万円でできた雲の王国は分解されて海へと消えていきます。雲の王国にあったものは、すべて分解されてなくなってしまいました。
「スネ夫の3万ー!!」と声を出さずにはいられません。3万が無に還る瞬間は、何度見ても悲しい気持ちになります。
ぜひ、スネ夫の3万が消えて無くなるさまを見守ってください。
「のび太さんお久しぶりです」に泣ける
雲の王国は、みんな大好きなキー坊が登場する貴重な映画です。キー坊は緑の巨人伝の主人公ですが、雲の王国では大人になったキー坊が見れます。
大人になったキー坊は、雲の王国でしか見れないので絶対見てください。
大人になったキー坊は、植物星の大臣になって大出世していました。石頭で雲もどしガスのタンクに突っ込んだドラえもんが壊れてしまい、のび太が泣きすがっているところに登場してドラえもんを直してくれます。
最高に格好いいタイミングで現れて、ドラえもんを直したあと「のび太さんお久しぶりです」と名乗ります。泣いちゃう。
あんなに小さかったキー坊が立派な大人になってくれただけでもうれしいのに、のび太のピンチに駆けつけて助けてくれるんです。これが泣かずにいられるか。
キー坊は、のび太に助けられたこと、地球人だって緑を大切にしようとしていることを伝えて、地上人の窮地を救ってくれました。大好きだよ。
キー坊のおかげで、ノア計画を阻止してのび太たちは緑を大切にすることを誓って自分たちの生活を取り戻すのでした。
まとめ
要約すると、大株主のスネ夫が不憫すぎるです。3万円も出資した雲の王国が、一瞬でチリに戻るシーンのスネ夫の複雑な心境を思うとたまりません。
しかし、雲の王国の1番のテーマは「緑を大切にしよう」です。地球人が緑を大切にしないから、天空人は怒って地球人の文明を大雨で洗い流そうとしました。
キー坊のおかげで助かりましたが、私たち人間は、もっと緑を大切にしなければいけないと深く学びになる映画だと思います。
のび太と雲の王国は、
- ドラえもんの石頭がすべてを解決する
- スネ夫の3万ー!!
- 「のび太さんお久しぶりです」に泣ける
という映画です。スネ夫の3万円に想いを馳せつつ、大人になったキー坊に感動してください。
環境問題について興味をもっている子どもに、1番見せて欲しいドラえもん映画です。
ドラえもんが2回壊れる絶望もすごいので、ぜひのび太の絶望を一緒に体験してください。
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