ドラえもんの映画は沢山あります。原作連載から50年以上経っている作品なので、映画の数も多くてなにから見ればいいの?と困ってしまいますよね。
この記事では、ドラえもん映画をすべて見ていて、大長編コミックも全巻持っているドラえもんオタクの「ガチ感想」を紹介します。
ぜひ、映画を見るかどうか決める参考にしてみてください。
映画ドラえもんのび太の人魚大海戦を見たドラオタのガチ感想
のび太の人魚大海戦は、ドラえもん映画では海底鬼岩城以来の海底が舞台のお話です。人魚のお姫様と、伝説の宝を巡る大冒険を繰り広げます。
あの「さかなクン」さんが登場したり、架空水面シミュレーター・ポンプや架空海水まきぞえガスがキーアイテムになったりする映画です。映画ドラえもん30周年記念作品でもあります。
ドラえもんオタクのガチ感想をまとめると、
です。なにが言いたいのかというと、「ジャイアンの騒音はメガロドンも逃げだす」に尽きます。
節目の映画ならでは!子ども向け海底の大冒険
人魚大海戦は、30周年記念作品ということもありかなり子ども向けのストーリーです。
久しぶりの、海底が舞台の映画になっています。のび太とドラえもんが、海底の生き物たちを巻きぞえにしたことで町にサメや魚たちが泳ぎ回りました。
今は地球の海底に暮らすアクア星の姫「ソフィア」は、ついでに巻き込まれてしまいます。
ソフィアの住む海底の国を見るために、のび太たちは海底の大冒険へと出かけるのでした。
海底鬼岩城とは違い、移動は割と人力です。海の中を自由に移動できる、ソフィアの服をコピーして人魚のヒレをゲットして泳ぎます。
のび太は、ヒレを動かすのが苦手なので苦戦しながら泳いで進むのです。ある程度のアシストがあるとしても、カナヅチののび太には中々厳しい設計でした。
人力で行く海底の大冒険は、海底鬼岩城とはまた違う見え方をしています。生き物たちを観察する、というより人魚として実際に海底の生活に参加ながら進んでいきました。
海の生き物が好きな子どもにとっては、キラキラしてみえることでしょう。大人には物足りない作品ですが、子どもにとってはわくわくするような海の冒険なのではないでしょうか。
今度の海底はしずかちゃんが死にかけた
海底鬼岩城では、ジャイアンとスネ夫が死にかけます。身勝手な行動をとった末、テキオー灯の効き目が切れかけてじわじわと死に向かっていく姿がめちゃくちゃ怖いあの展開です。
海底鬼岩城のオマージュをふんだんに含んだ人魚大海戦でも、テキオー灯は健在でした。テキオー灯で海底でも快適に移動できるのび太たちですが、24時間ごとにかけなおさないと効果が切れます。
海底でテキオー灯の効果が切れかけると、じわじわ酸素が薄くなり周りが本来の海底通り暗くなっていくでしょう。
苦しくて暗いうえ、水圧が少しずつ加わってきてギチギチ骨が軋むかもしれません。
想像するだけでめちゃくちゃ怖いですよね。めちゃくちゃ怖いんですよ……
そんな、クッソ怖い状況になった記念すべき3人目がしずかちゃんです。
怖すぎて子どもに見せられない!と思うかもしれませんが、安心してください。人魚大海戦は、海底鬼岩城より圧倒的に子ども向けなので、テキオー灯が切れかける表現はかなりマイルドです。
バギーに死んだんですか?とか煽られたりしません。しずかちゃんは、のび太たちみんなで必死に協力して無事に助け出しました。
メガロドンに食べられる処刑を歌声で回避するジャイアンのスペックの高さ
ハリボーによって、ソフィアの誘拐犯にされたドラえもん、のび太、スネ夫、ジャイアン。
狭い狭いガラスの入れ物みたいなところに、4人で詰め込まれてしまいました。129.3㎏のドラえもんが入ってもびくともしない素材すごいなと思ったガラス?は、罪人を処刑前に入れておく檻みたいなものだそうです。
うっかり収監されることが本当に多いドラえもん一行には、涙を禁じ得ません。
処刑方法は、太古の巨大サメ「メガロドン」に食べさせてしまうという超原始的な方法です。
生きたままサメに食わせて殺そうとするの怖すぎて……ハリボーの倫理観どこに置いて来たの?
人間も魚を生きたまま捌いたりするからかな……踊り食いへの痛烈な皮肉なのかもしれませんね。
メガロドンの新鮮なエサになりかけたのび太たちですが、恐怖から歌い始めたジャイアンによって処刑を回避しました。
巨体で人間を襲い喰らう怪獣映画にもなった「あの」メガロドンですら、ジャイアンの歌声の前には逃げ出してしまいます。相変わらず、えげつないスペックの歌声です。
メガロドンすら逃げるのに、ギチギチに詰め込まれた超近距離で歌われるのび太とドラえもんとスネ夫のことを思うと、天を仰ぐことしかできません。
古代のサメすら逃げ出す歌声の持ち主、剛田武。うっかりの処刑を回避するために、一家に一台「剛田武」を配備するべきなのかもしれません。
まとめ
要約すると、処刑回避できるジャイアンの歌やっば。です。かなり子ども向けの映画なので、大人には物足りないかもしれません。しかし、子どもにとってはしっかり楽しめるドラえもん映画です。
のび太の人魚大海戦は、
- 節目の映画ならでは!子ども向け海底の大冒険
- 今度の海底はしずかちゃんが死にかけた
- メガロドンに食べられる処刑を歌声で回避するジャイアンのスペックが高い
という映画です。しずかちゃんが死にかけますが、決して怖くないです。メガロドンに、のび太・ドラえもん・スネ夫・ジャイアンが生きたまま食われかけますが、ジャイアンが歌で解決します。
記念すべき30周年の記念作品でもあるので、ぜひチェックしてください!
テキオー灯の怖さを実感したい人は、ついでに海底鬼岩城もみてください。死ぬ寸前のジャイアンをスネ夫をバギーが煽りまくる映画はこれだけです!
こちらの記事でまとめているので、ついでにチェックしましょう!
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