ドラえもんの映画は沢山あります。原作連載から50年以上経っている作品なので、映画の数も多くてなにから見ればいいの?と困ってしまいますよね。
この記事では、ドラえもん映画をすべて見ていて、大長編コミックも全巻持っているドラえもんオタクの「ガチ感想」を紹介します。
ぜひ、映画を見るかどうか決める参考にしてみてください。
映画ドラえもんのび太のドラビアンナイトを見たドラオタのガチ感想
のび太のドラビアンナイトは、「絵本入り込み靴」というひみつ道具のせいで、しずかちゃんが奴隷にされる映画です。
厳密にいうと、絵本入り込み靴で物語を体験していたことが原因なので、まじで全部シンドバッドが悪いと戦犯扱いしても良いでしょう。
奴隷として拘束されたまま砂漠を歩かされていたしずかちゃんが、無事に助かるところは本当にほっとしました。
ドラえもんオタクのガチ感想をまとめると、
です。なにが言いたいのかというと、「奴隷にされたしずかちゃんのたくましさを見て」に尽きます。
シンドバッドてめえ!!
しずかちゃんは、絵本入り込み靴で入った絵本から出ようとするときに、高速飛行するシンドバッドにぶつかられて絵本の中に落ちてしまいました。
たまたまキャンプの予定だったこともあり、ママが気づかない間に行方不明になって奴隷にされてしまいます。絵本の世界と現実が交わる可能性のある時代に行って、どうにかこうにかしずかちゃんを助けます。
本当に、過酷な船旅の末、何人もいた奴隷の中でひとりだけ残ってしまいました。
死ななかっただけマシですが、手首を縛られてロープで引っ張られて無理やり歩かされます。さらに、ムチで殴るぞと脅されてもいました。
そんな扱いの中、どうにか逃げ出しますが、結局捕まってしまい殴られそうになります。殴られる直前に助けることができましたが、最初にシンドバッドがぶつかってこない限りあんな目に遭わなかったはずです。
マジで、シンドバッドてめえ!!以外に言えることはありません。
しずかちゃん奴隷にされるの鬼畜すぎる
ドラビアンナイトは、しずかちゃんが奴隷にされる映画です。ちょっと字面が強いですね。
しずかちゃんが奴隷にされるのは、さすがにドラビアンナイトだけです。もうちょっと酷い目に遭ったりする映画はありますが、奴隷はさすがに他にありません。
しずかちゃんは、絵本の中で奴隷にされます。奴隷船に乗せられて、大嵐に巻き込まれている内に最後の奴隷になってしまいました。
手首をロープで縛られて、ラクダに乗った奴隷商にときには引きずられて砂漠を歩かされます。
それでも歩き続ける体力もすごいし、オアシスで水浴びをして生気を取り戻すのもしずかちゃんらしいなと思いました。隙を見て、奴隷から逃げ出すバイタリティもしずかちゃんのすごいところです。
小学5年生にしていい仕打ちじゃなさすぎて、ドラビアンナイトは見るたびにオロオロします。ただ、最後まで希望を捨てずに諦めないしずかちゃんの強さは、ドラビアンナイトの見どころです。
今度はスネ夫がノイローゼ(いつも)
いつものことですが、ドラビアンナイトではスネ夫がノイローゼになります。見るものすべてを嘘だと思われ、切羽詰まった状況で嘘だと思われてしまいました。
もう何を見ても言うな、といわれて落ち込んでしまいます。
スネ夫が見たものは、悪者に騙されて身ひとつで海に投げ出されたのび太たちにはあまりにも重要な、オアシスの蜃気楼や本物のオアシスなどです。
他にも、奪われてしまったどこでも蛇口やグルメテーブルかけもありました。
空想に近いような景色が目の前で起こっていただけなのに、大ウソつき扱いされるスネ夫は中々可哀そうでした。普段から嘘ついてるもんな……ドンマイ……という憐み3:自業自得7くらいの気持ちになれます。
まとめ
要約すると、しずかちゃんがタフないい女すぎるです。
奴隷にされても諦めずに生還する女子小学生は、あまりにもかっこいいですよね。どんなにつらい状況になっても、不屈の精神で乗り越えるしずかちゃんの姿に大きな勇気をもらえることでしょう。
奴隷制度という、普段は意識して生活していない現実を知るための入り口にもできる映画だと思います。
のび太のドラビアンナイトは、
- シンドバッドてめえ!!
- しずかちゃん奴隷にされるの鬼畜すぎる
- 今度はスネ夫がノイローゼ(いつも)
という映画です。しずかちゃんが奴隷にされても諦めない姿に、きっと勇気がもらえると思います。
当時のアラビアの歴史もわかる映画なので、世界史に興味を持つきっかけにも良いと思います。
ぜひ、ミクジンのことを思い出しつつ、しずかちゃんの雄姿を見届けてください。
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