ドラえもんの映画は沢山あります。原作連載から50年以上経っている作品なので、映画の数も多くてなにから見ればいいの?と困ってしまいますよね。
この記事では、ドラえもん映画をすべて見ていて、大長編コミックも全巻持っているドラえもんオタクの「ガチ感想」を紹介します。
ぜひ、映画を見るかどうか決める参考にしてみてください。
映画ドラえもんのび太と竜の騎士を見たドラオタのガチ感想
のび太と竜の騎士は、うっかり地底世界に迷い込んでしまったのび太たちが、地底世界の神だった話です。新世界じゃなくて地底世界なので、夜神ライトよりは謙虚な結末でしょう。
地底人として発展したのは、絶滅をまぬがれて進化した恐竜人たちでした。風雲ドラえもん城が見れる映画は、竜の騎士だけです。ぜひ、恐竜たちの滅亡を見届けてください。
ドラえもんオタクのガチ感想をまとめると、
です。なにが言いたいのかというと、「風雲ドラえもん城が出てくるまで見てくれ」に尽きます。
地底人に捕まるスネ夫の運のなさ
竜の騎士は、スネ夫がただただ可哀そうな展開が多いです。ジャイアンに貸した飛行機は壊され、本当に恐竜を目撃したのに嘘だと思われてノイローゼ扱いされてしまいます。
恐竜を見たことを確かめるため、地底を進んだスネ夫は、地底世界に迷い込んでしまい、地底人に捕獲されてしまいました。ただただ、かわいそうです。
ひとりで迷い込んでしまったスネ夫を助けるために、のび太たちの地底冒険がはじまります。
スネ夫が合流したあとに、バンホーさんの家から脱走できたのにカッパのような原住民に捕まって縛られました。でかい鍋で、生きたまま煮られそうになります。本当にかわいそう……。
バンホーさんとローのきょうだいが愛せる
地底人の竜騎隊士である「バンホー」さんは、のび太たちが地底の原住民のようなカッパに捕まったところを助けてくれました。
原子動物保護区の監察官をしていて、地上で絶滅した動物たちを守る仕事をしています。そして、バンホーさんの妹「ロー」は、とても愛せるゲストキャラです。ローは、のび太たちを地底のツアーに案内してくれました。
バンホーさんは、ちょっと厳しめですが、めちゃくちゃ面倒見の良いお兄さんです。ローは、バンホーさんをお兄様と呼ぶ、とても素敵なお嬢さんです。
のび太たちを、バンホーさんの家ですごさせてくれます。めっちゃ優しい。激迷子になったのび太を心配してくれるローは、聖母のように優しいです。
ドラえもんが地底世界の神だった
地底人たちが住んでいる地底世界の「聖域」は、ポップ地下室で作られた地下空間です。ドラえもんができるだけ大きくなるよう設定したので、北海道ほどの広さがあります。
恐竜世界に、隕石が落ちて恐竜たちが滅びる運命になったとき、ドラえもんのポップ地下室を駆使してできるだけ多くの恐竜を助けました。
結果、地底世界が生まれ、発展し、現代の地底人たちのつながるのです。地底人たちの宗教では、ポップ地下室を聖域と呼んでいます。
つまり、ドラえもんは地底人にとっての創造神です。おかげで、地底世界に関する記憶を消さずないまま無事に地上へ帰ることも許可されました。
地底人が、地上人を攻撃する準備をしていると勘違いしたのび太たちは、バンホーさんの家から逃げ出します。地底人は、聖域ができたときに何か巨大な力が働いて恐竜が滅びたのだと思っていて、その巨大な何かを倒すために準備を進めていました。
実際は、巨大隕石が落ちてきて滅びたことを地底人たちは知らないので、のび太たちととんでもないすれ違いになってしまいます。
結果、のび太たちVS地底人になり、6500万年前の白亜紀後期に、風雲ドラえもん城を立てて立てこもり戦法で地底人と戦うことになるのです。風雲ドラえもん城は、風雲たけし城のパロディです。時代を感じられるうえ、他の映画では出て来ないので、ぜひ竜の騎士で楽しんでください。
まとめ
要約すると、風雲ドラえもん城まででいいから見て。です。
竜の騎士は、恐竜たちがどうして絶滅していったか学べる映画です。環境は大切にしなければならないというメッセージ性もあります。
恐竜たちの歴史を学べるし、地上人として環境を大切にする気持ちも学べると思います。
のび太と竜の騎士は、
- 地底人に捕まるスネ夫の運のなさが哀れすぎる
- バンホーさんとローのきょうだいが愛せる
- ドラえもんが地底世界の神だった
という映画です。恐竜が好きな子どもや、環境問題に興味のある子どもに見せるのにピッタリな映画だと思います。きっと風雲たけし城を見たことのある大人には堪らない映画だと思うので、ぜひ見てください。
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